hara □ 知覚過敏と噛み合わせ①
投稿者:clover
院長の原です。
今回は知覚過敏と噛み合わせの関係についてお話ししたいと思います。
この時期、秋も深まってきて水も冷たくなったからなのか、知覚過敏を感じる患者さんが増えてきている気もします。
しみる場所は歯の根元近くがほとんどですが、よく見ると少し削れて凹んでる状態の歯がよく見られます。
これをくさび状欠損と言います。
これらは全部歯ブラシによって削れていると思う方も多いですが、逆に噛み合わせが原因になっていることの方が多いことを知っている方は少ないです。
奥の方の歯は縦の噛む力には強いのですが、横からの力が加わると少しくびれた根元の部分の結晶が剥がれてしまい窪んでいきます。
上の写真見るとイメージしやすいと思います。
これが長年続くと写真のような状態になり、歯がしみたり場合によっては割れたりグラグラしてくることもあります。
そのため、このようなこのような状態にある場合はマウスピースを使ったり日中の噛み合わせを意識したり、歯の形を調整したりする必要があることがあります。
次回はくさび状欠損のでき方をお話ししようと思います。