• 志野□痛みの少ない治療のために

    投稿者:clover

    歯科治療で一番の問題は”痛み”です。

    皆様にとっても歯科に行きたくない原因は痛みではないでしょうか。

    登戸クローバー歯科ではできるだけ痛くない麻酔を心がけてます。

    まず表面麻酔(塗り薬の麻酔)をすることで針を刺すときの痛みを軽減します。これにより注射時の痛みが大きく軽減します。

    電動麻酔によって速度をゆっくり麻酔することで、できるだけ痛みのないように麻酔をしていきます。麻酔をするときに痛みがでる原因として麻酔液を注入する圧ががあります。電動麻酔器を使うことで速度を一定に保てます。

    歯科治療がこわい、痛いのが怖い、麻酔が苦手など歯科に行きたくない理由は様々あると思います。

    ご心配なことがありましたらお気軽にご相談ください。

  • 志野◽︎GUMMETALについて②

    投稿者:clover

    GUMMETALとはTOYOTA自動車の豊田中央研究所が開発したGUMMETALという合金金属を歯科矯正のために応用したワイヤーです。

    柔らかでありしなやかでありながら強度が強くコシが強いという特性をもっており、ゴムのような性質をもつことからGUMMETALと名付けられました。

    曲げることのできないNi Tiワイヤーの弱点を補うことができ矯正のワイヤーとして理想的な性質を有しています。

    適度な弾性力、継続的に力をかけ続けることができることができます。

    悪い噛み合わせの多くが顎顔面骨格と臼歯部の高さの不調和とされています。

    通常の矯正ではNiTiワイヤーというストレートワイヤーを中心に使い、動かしていきます。

    Ni Tiワイヤーはとてもいいワイヤーで水平的な叢生(歯並びがガタガタしているところ)をとるのには適していますが、垂直的に動かしていくのは難しいです。

    このGUMMETALを使用することで噛み合わせの高さを適正な位置に動かし、適正な調整をすることができます。

  • 志野□特に痛くない歯を虫歯と言われた

    投稿者:clover

    痛みもないしそこまで黒くないのに虫歯と言われて削られた、また黒いのに虫歯ではないと言われた、こんな経験はありませんか?

    私達歯科医師は様々な検査をもとにむし歯の診断をしています。

    検査の前にまず虫歯の進行度合いについて説明させてください。

    虫歯は進行度合いによりC0、C1、C2、C3、C4に分かれます。

    C0:初期虫歯 

    いわゆる初期虫歯です。歯の表面に穴は空いておらず白斑や白濁、着色といった症状のみがみられる段階です。この段階では特に削る治療は必要ないためフッ素塗布やしっかり歯ブラシをしていただく予防処置を実施することで歯の石灰化をはかります。

    C1:エナメル質のう蝕(むし歯)

    C1はむし歯がエナメル質のみにとどまっている状態です。歯の表面に穴が空いてますが、エナメル質は無機質な構造のため特に症状はありません。

    C2:象牙質のう蝕(むし歯)

    C2はむし歯が象牙質まで到達している状態です。象牙質には神経が通っているため冷たいものがしみたり食べ物がつまりやすくなるなどの症状がでてくる場合もあります。

    C3:神経まで及んだう蝕(むし歯)

    C3はむし歯が神経まで到達してしまい、歯の神経や血管まで到達して激痛が出ます。

    むし歯でズキズキ痛みがある場合はこのケースが多いです。

    C4:歯冠(歯の頭)が崩壊したう蝕(むし歯)

    C4までいくと歯の神経が死んでしまい、痛みはなくなります。歯の頭がなくなり、根っこだけが残った状態になります。(残根状態と呼びます)

    状態によっては歯の保存が難しくなり抜歯の適応になります。

    したがって削るか削らないかは

    C0なら削らないで予防処置、C1以上ならむし歯治療となります。

    しかしC0かC1、C2は私たちも見るだけで判断は難しいですし、見るだけで判断すべきではないと思います。

    むし歯は小さいうちに治したいという意見もありますが、歯科治療は基本的にむし歯を削って治すことしかできません。また削ったところには人工物を入れたり詰めたりします。すると以前は存在しなかった人工物と歯の境目が生じます。この境目はマージンと呼ばれ、う蝕リスクの高い部位になります。やはりもともとマージンのない天然の歯には敵いません。

    したがって治療の必要なところだけ治療をし、治療の必要のないところはできるだけ進行しないように予防していく方が歯の延命に繋がります。

    当院では複数の検査をすることによって総合的に診断し、結果治療するか決定していきます。

    ①視診

    実際に口腔内を見させてもらってむし歯があるかどうかチェックします。

    ②触診

    むし歯がありそうな部位を短針(先のとがった器具)で触り、穴が空いてるかどうかチェックします。

    ③レントゲン

    レントゲンは硬い物が白っぽく写り、柔らかいものは黒っぽく写るという性質をもっています。むし歯はやわらかいですので黒く写ります。大きなレントゲン写真で全体的の大きなむし歯がないか見た後、必要であれば小さいレントゲン写真で細かい部分をチェックする場合もあります。

    ④光学的う蝕検出装置(ダイアグノデントペン)

    ダイアグノデントペンは歯面に655nmのレーザーを当てることで蛍光反射を測定しむし歯の深さを測定します。赤い光を当てるだけなので全く痛みはありません。数値化することで削らないという選択肢を選ぶことができます。

    当院では視診、触診、ダイアグノデント診断、レントゲン写真を組み合わせることによって正確に診断をし、歯を守っていくお手伝いをさせていただいております。

    ↓当院の治療例

    C2の症例です。一見何も問題なさそうですが、、
    表面を削るとむし歯があります。
    むし歯を取り切り
    樹脂の材料を詰め治療終了です。

  • 志野□虫歯があって神経を取らないといけないと言われた

    投稿者:clover

    できたら神経はとりたくないですよね。

    これは私達歯科医師も同じ認識です。

    ですが神経をとらないとった方がいい場合、残せる場合があります。

    保存できる場合

    まず歯髄検査をして健康な歯髄で自発痛(ズキズキした痛み)がない場合は神経を温存できるケースがあります。

    当院では間接歯髄法(神経までの壁を一層残して神経を保存する方法)、直接歯髄法(露出した歯髄を保存する方法)を用いて神経の保存をはかり、できるだけ神経を保存する治療が可能です。

    神経をとった方がいい場合

    自発痛(何もしなくてもズキズキ痛い)がある場合→この場合は不可逆性歯髄炎と判断し神経をとる必要があります。

    そもそも神経が失活している場合→この場合は神経がそもそも生きていなく、根の先に炎症があるケースです。そうなると今後膿を広げて骨を溶かしてしまうため早めに治療する必要があります。

    できる限り神経は保存していきたいという認識は患者様ご自身、また私達歯科医師も同じですがやはり難しいケースはあります。

    ただ神経を残した方が今後歯の延命に繋がるのでできる限り患者様ご自身の歯を守るお手伝いをさせていただきます。

    こちらに関しては検査をしないと分からないのでよろしければ検査からご予約ください。

  • 志野◽︎虫歯治療のその後②

    投稿者:clover

    ②インレー

    虫歯が広い範囲に渡り、CRのみだと強度が耐えきれなかったり、歯と歯の間に虫歯がありコンタクト(歯と歯の間の形態)の再現が難しい場合はインレー の適応になります。

    インレーとは部分的な詰め物のことで、一回目に型取りをして被せ物を技工所で製作し二回目に完成した被せ物を入れていく治療になります。

    治療の流れ(むし歯除去後)

    1日目

    ①必要であれば裏装を行い、詰め物を入れやすい形に整えます。(この作業を形成とよびます。)

    ②型をとる。

    ③仮蓋をつめる。

    次の診療までに

    ①型から石膏をつくる

    ②石膏の模型を使いぴったりあう詰め物を作る

    2日目

    ①最終調整を行う

    ②詰め物を接着剤でぴったりくっつける

    インレー は材質によって種類を選べます。

    インレー の種類

    ①メタルインレー

    メリット

    保険適応内なので価格を抑えられる

    デメリット

    銀色が目立つ

    プラークや歯石の付着は他の被せ物と比べしやすい

    ②セラミックインレー (e-max)

    メリット

    変色がおこらない

    すり減らない

    プラークや歯石の付着がしにくい

    透明感があるため歯に近い色調になる

    保険が適応されない

    デメリット

    保険が適応にならないため費用がかかる

    ジルコニアに比べて強度は弱い

    ③ジルコニアインレー

    メリット

    強度が強い

    変色が起こらない

    すり減らない

    プラークが付着しづらい

    デメリット

    保険が適応されないため費用がかかる

    e-maxと比較すると透明感が少ない

    ④ゴールドインレー

    メリット

    伸びが良いため歯との隙間を少なくできる

    歯を削る量を最小限にできる

    噛み合う歯や周囲の歯を傷付けにくい

    天然の歯と強度が似ている

    デメリット

    保険適応ではないため費用がかかる

    金色が目立つ

    ごく稀に金属アレルギーのリスクがある

    それぞれメリットデメリットがありもともとの虫歯の深さや広さ、噛み合わせによって適した被せ物をご提案させていただきます。