• 矯正、インプラントでも負担金がでる!? ~医療費控除について~

    投稿者:clover

    こんにちは、初めまして
    登戸グリーン歯科、歯科医師の猪股です 🙂

    皆様は歯科矯正、インプラント、セラミッククラウンなどの自費診療についてどうお考えでしょうか??

    保険診療と比較して自由度が高く、より良い治療であることに違いはないのですが、「金額が高い」「保険が効かない」など、やはりお金の面がネックとなり、あと一歩が踏み出せない方もいらっしゃると思います。

    しかし、自費診療でも国から治療費の一部が返ってくる制度があるのです!!

    それが…

    医療費控除です!!!

    …既に知っていたという方は申し訳ありません…(汗)

    で、医療費控除がどういったものかというと

    『1年間にかかった医療費(保険、自費も含めて!)が10万円を超えた場合、超えた額の一部が所得控除される』
    というものです。

    簡単に言うと、現在お支払いしている所得税と住民税から治療費の一部が戻って来るんです!!(節税になります!!)

    「自分は所得税も住民税も払ってないから当てはまらないじゃん…」という方、安心してください!ご家族の方が支払っていれば対象となります。お父さんやお母さん、パートナーの方に相談してみましょう~

     

    でで、実際に税金がいくら返ってくるのか気になりますよね? 😯
    順を追って説明させていただきますッ 😀

    こちらは年収に対する所得税の税率を表にしたものです↓

    ↑この表を参考に計算していきます。

    今回は『所得400万円の人で1年間に治療費(自費を含めた)が80万円かかった場合』を例にさせていただきます。

    所得が400万円の人の場合だと…

    ↑表ではこちらに当てはまりますねっ(赤丸のところです)

    この表の『税率20%』を覚えておいてください。
    今回かかった治療費が80万円なので、

    80万円(治療費)-10万円=70万円
    (-10万円はどの条件でも変わりません。)
    この70万円20%の税率を掛け算すると…

    70万円×0.2(税率20%)=14万円

    つまりお支払いしている所得税から14万円が戻ってきます!!

    それに加えて住民税からもお金が戻ってきます。
    住民税は一律で10%なので、

    70万円×0.1(10%)=7万円

    住民税からは7万円が返ってくることになります~ 😮 

    なので14万円7万円で合わせて21万円が返ってくることになりますね!!

    この制度はありがたいです!!

    ちなみにご家族との合算もできます!
    ご兄弟で矯正される方などは是非活用されると良いと思います。
    歯科だけでなく、他の医療機関でも治療費も対象となりますからね!!(対象とならないものもあるので注意!!)

    そして、どのようにして申し込むかというと

    ①医療機関の領収書やレシートを保管(健康保険組合などの医療費通知がある方はそちらも保管してください)
    ☆領収書、レシート等は5年間の保存義務があります!!

    ②医療費控除の明細書を作成
    領収書、レシート等をもとに『医療費控除の明細書』を作成します!
    ☆『医療費控除の明細書』は国税庁のホームページからダウンロードできます。

    ③税務署に提出
    作成した『医療費控除の明細書』は『確定申告』と一緒に提出します。
    ☆領収書、レシート等は添付しない

    これで終わりになります~ 🙂
    お疲れ様でした(涙)

    いかがだったでしょうか?

    ざっくり簡単にでしたが今回は医療控除について説明させていただきました!

    気になる方は是非、登戸グリーン歯科にお越しください~
    ご相談だけでも是非、ご来院ください~

    ありがとうございました♪

  • デジタルスキャナーで簡単・精密な型取りができます

    投稿者:clover

    こんにちは。歯科医師の新熊志野です。

    当院には口腔内スキャナーのiTeroを導入しています。

    口腔内スキャナーとはカメラが内蔵されたもので、これを使うことで被せ物を作ったり、マウスピース矯正の型取りをすることができます。

    歯の型取りをする際、通常はピンクの粘土のような材料で歯の型取りをし、石膏を流し込むことで歯の模型ができています。

    口腔内スキャナーを使うことで、小型カメラで口腔内を撮影し、そのデータをパソコン上で立体的な画像で確認することができます。

    アイテロのメリット

    ①精密・正確な型取りが可能

    これまでの型取りは型取り用のトレーにピンクの粘土のような材料を盛り付け歯に圧をかけることでアナログで行われてきました。

    そして得られた印象から石膏模型を作り、被せ物を作る補綴治療においては歯科技工所に送付し、被せ物の制作を依頼していました。

    歯科技工所ではその石膏模型をスキャナーを用いてデータ化した後、パソコンのソフトを用いて補綴装置をデザインし、そのデータをさらにミリング装置と呼ばれる削り出しのできる装置に送り、被せ物を削り出して制作してきました。(セミデジタル)

    この方法では印象材の変形や石膏の膨張、気泡混入による被せ物の寸法変化が生じるリスクがあります。

    また技工所への輸送に時間がかかるというデメリットもあります。

    一方でアイテロを用いたデジタル印象ではスキャンデータをインターネット経由で歯科技工所に送信でき、歯科技工士はソフトで直接読み込みすることができるので上記のデメリットがなくなります。

    お口の中の情報を精度高くデータ化できることが大きなメリットです。

    ②快適な型取りが可能

    従来の型取りではピンクの粘土のような材料をトレーに盛り、歯に圧接することで型取りしていました。型取りのにおいや圧接による不快感がある方や、特に嘔吐反射がある方は型取りをすることが苦手な方も多いです。

    口腔内スキャナーでは小型のカメラのような器具でとることにより光で型取りができ、接触もないため不快感が軽減されます。

    また患者さんに合わせて休み休み型取りができるため顎が痛い方も安心です。

    ③矯正治療での応用

    当院に導入されているiTeroでは矯正治療に役立てることが可能です。

    iTeroの導入で従来の型取りより精度が向上し、型取りの精度が向上したことで歯の一本一本に対しての細かい設定ができるようになり、より細かく正確な動きで治療を進めることができるようになりました。

    装着時の違和感が大幅に軽減されるのはもちろん、完成度が高いため治療の効率も高まります。また、通常約10週間ほどかかっていたマウスピース完成から治療開始までの期間が2週間ほどになるなど、より治療のスタートも早くできるようになりました。

    いかがでしたか。

    iTeroを使用することでより快適に、スピーディーに、精度高く、正確な治療が可能になります。

  • 書籍のご紹介(抜歯②)

    投稿者:clover

    こんにちは!登戸クローバー歯科・矯正歯科の古橋です。今回も、日々の臨床においてとても役立つ書籍に出会えたのでご紹介させていただきます。

    それは、「口腔外科医がイラストで語る難抜歯攻略テクニック リスク回避のマネージメント (著者)山内 健介 先生 (イラストレーション)小山 慶介 先生 インターアクション」という本です。

    この本は、抜歯治療の写真を用いずに、歯科口腔外科医によって分かりやすいイラストで描かれています。
    違う種類の歯科治療でもそうですが、術前の検査、診断をしたうえで、頭のなかで抜歯治療のイメージングが事前にできていることが重要です。
    この本は、切開線や歯の分割、器具のかけ方など写真よりもシンプルなイラストならではの良さがあり、分かりやすく理解できました。
    この本を熟読して、臨床の抜歯の技術の向上に繋げていきたいと思います。

    ご興味のある方は是非、手に取って読んでみてください(^-^)

  • 書籍のご紹介(抜歯①)

    投稿者:clover

    こんにちは!登戸クローバー歯科・矯正歯科の古橋です。今回も、日々の臨床においてとても役立つ書籍に出会えたのでご紹介させていただきます。

    それは、「必ず上達 抜歯手技<増補新版> (著者)堀之内 康文 先生 クインテッセンス出版」という本です。

    この本は、増補新版と書いてある通り、12年前に発売された本のアップデート版になっております。前回と特に違うところが実際の抜歯の動画が28本掲載されているところだと思います。
    抜歯の臨床的なポイントやコツや若手の歯科医師がつまずく所が熟練の歯科口腔外科医により盛りだくさん解説が乗っていてとても日々の抜歯の臨床の参考になります。私も、これから抜歯の臨床でつまずくことがないようにこの本を熟読して抜歯の技術の向上に努めていきたいと思います。

    そして前回、この本は別のスタッフからも紹介がありましたが、それだけ多くの人に読まれているということが分かります。若手の歯科医師の先生にとって指南書であり、良書であることが分かります。

    ご興味のある方は是非、手に取って読んでみてください(^-^)

  • 書籍のご紹介(根管治療②)

    投稿者:clover

    こんにちは!登戸クローバー歯科・矯正歯科の古橋です。今回も、日々の臨床においてとても役立つ書籍に出会えたのでご紹介させていただきます。

    それは、「歯科臨床まずはここから!根管治療 卒後5年を支えるスタートガイド(監修) 藤本 博 先生 (著者)佐伯 剛 先生 医歯薬出版」という本です。

    この本は、タイトルにあるように、臨床的に基本的なことが分かりやすく読みやすく書いてあります。歯科医師がいままで学生時代に学んできた教科書と臨床的な根管治療の専門書の繋ぎとしてとても役に立ちました。
    根管治療は、とても難しく、東京医科歯科大学の須田教授の論文によると、日本での一般的な根管治療は、3~5割の成功率と報告されております。
    世界的には根管治療の成功率は、抜髄で約90%、感染根管治療では約70%と言われています。
    このデータから、世界水準の根管治療に近づけるように日々努力していきたいと改めて思いました。

    根管治療→歯の根っこの治療
    抜髄→歯髄と呼ばれる神経を取る処置
    感染根管治療→死んでしまっている歯の神経、細菌や汚染物質を取り除く処置。

    ご興味のある方は是非、手に取って読んでみてください(^-^)