志野□虫歯の治療のその後①

歯に関するブログ 2022年09月09日(金)

虫歯の治療の後はとったままだと穴が空いたままなので食べ物も詰まりやすくなりますし、神経がある層から露出してしまうので、しみる症状がでてきてしまいます。したがって穴を埋める作業が必要になります。

この穴を埋めていく治療のことを歯科では”修復治療、補綴治療”と呼びます。

今回は歯の神経が保存できた場合についての修復、補綴治療の流れを説明させてください。

①コンポジットレジン修復(CR)

コンポジットレジンは歯科用のプラスチックです。柔らかい状態で詰め、特殊な光を照射することで硬くなる性質をもっています。

1歯の表面処理をし、水洗、乾燥

2防湿、乾燥させる

3再度別の表面処理後、エアフロー後光を照射し、歯と材料の接着の準備する

4シェード(歯の色)を合わせた材料を詰め、光を照射する

5形を調整する

6表面を磨く

メリット

白く治せる

虫歯に直接詰めれるので削る量を最小限にすることができる

一日で治療を終了できる

デメリット

プラスチックの材料なのでやや強度が劣る

時間と共に変色する

しかし最近の材料は進化してきているので物性も向上し、強度も強くなり、変色もしづらくなってきています。

当院では虫歯の範囲がそこまで大きくない場合はこの修復方法で修復します。

<当院の治療症例>

治療前

レジンが着色していて、歯と材料の間に隙間があり汚れが溜まりやすい状態です。

治療後

中の虫歯をとり、隙間なくつめ、見た目もきれいになりました。