書籍のご紹介(コンポジットレジン)
こんにちは!登戸クローバー歯科・矯正歯科の古橋です。
今回も、日々の臨床においてとても役立つ書籍に出会えたのでご紹介させていただきます。
それは、「1からわかるコンポジットレジン修復 レジンが簡単にとれないためのテクニック (著者) 猪越 重久 先生 クインテッセンス出版」という本です。
まず、この本のタイトルであるコンポジットレジンとは、マトリックスレジンにフィラーとを組み合わせたものであり、その両者を科学的に結合させるために、フィラーの表面にはシランカップリング剤によるシラン処理がされています。また、その他の成分も入ってます。
しかし、コンポジットレジン自体は歯質とは接着しないので、レジン接着システムを用いて窩洞内を処理して接着を行います。
歯科医院では、虫歯の治療をして歯を削った後に詰めるプラスチックのことをコンポジットレジン(CR)と言います。
この本には、虫歯の見つけ方や削り方やコンポジットレジンの充填などが詳しく書いてある良書であります。
このコンポジットレジン修復は、日常臨床でかなり頻度が高く、一見するとすごくシンプルな印象を受けますが、実は技術差が歯科医師によって出るところでもあるので、この本を熟読してとれないコンポジットレジン修復に磨きをかけ、常に安定した治療を患者様に提供していけように日々研鑽を積んでいきたいです。
マトリックスレジン→有機質、合成樹脂
フィラー→無機質
シランカップリング剤→代表的にγ-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(γ -MPTS) があげられる。
シラン処理→マトリックスレジンとフィラーを科学的に結合させるために行う処理のこと。
窩洞→虫歯を除去した後に生じる実質欠損を修復の目的に合うように形成した形態のこと。
ご興味のある方は是非、手に取って読んでみてください(^-^)
