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患者さんを予防に導く行動変容の手法

歯に関するブログ 2026年07月29日(水)

今回のSDAの情報提供セミナーでは、患者様への情報提供の大切さや、歯科衛生士としてどのように関わることで患者様の行動変容につながるのかについて学びました。

予防歯科 登戸クローバー歯科 歯科衛生士SDAセミナー参加

セルフインフェクションコントロール

まず印象に残ったのは、非外科的歯周治療には2つの重要なパートがあるということです。1つ目はセルフインフェクションコントロールで、患者様自身が毎日のセルフケアを継続し、口腔内の細菌をコントロールしていくことです。

歯科医院で行う専門的な処置

2つ目は歯科医院で行う専門的な処置で、歯石やバイオフィルムなど、セルフケアだけでは除去できない原因を取り除くことです。
専門的な処置だけでは歯周病を改善・維持することは難しく、患者様自身がセルフケアを続けることがとても重要であると感じました。
そのためには、歯科衛生士による適切な情報提供や口腔衛生指導が欠かせないことを改めて理解しました。

予防につなげるための大切な役割

また、情報提供は単に知識を伝えるだけではなく、予防につなげるための大切な役割があることも印象に残りました。
患者様との信頼関係を築くことで安心して治療に取り組んでいただけるようになり、その方に合った治療計画も立てやすくなります。
さらに、患者様のモチベーション向上や行動変容を促し、治療への協力度が高まることで、予防を中心とした歯科医療につながります。
その結果として治療成果や予後の向上も期待できることを学びました。

歯科衛生士の役割

インフェクションコントロールにおける歯科衛生士の役割としては、患者サポート・患者教育・口腔衛生指導の3つが特に重要であることを知りました。
この3つを丁寧に行うことで、多くの患者様の口腔内環境は改善し、その上で必要に応じて原因除去を行うことが、より良い治療結果につながるという考え方が印象的でした。
これまでは専門的な処置が中心だと思っていましたが、それ以前の患者様への関わりがとても重要であることに気付きました。
患者様の行動変容を促すためには、まず患者様自身に関心を持つことが大切です。
そのためには、患者様の話をしっかり聞く「傾聴」、気持ちを理解しようとする「共感」、そして生活習慣や価値観を知るための「情報収集」が大切です。
一人ひとりの背景を理解することで、その方に合った情報提供や支援ができるということを学びました。
また、診査時の情報提供として、毎回のメンテナンス時に口腔内写真を撮影し、その変化を患者様と一緒に確認することも効果的だと感じました。
写真を見ながら説明することで改善した点や課題が分かりやすくなり、患者様自身も変化を実感しやすいため、セルフケアを続ける意欲につながるのではないかと思いました。

SDAの情報提供セミナーを受講して

今回のセミナーを受講して、患者様は一人ひとり生活習慣や性格、考え方が異なるため、全員に同じような指導をするのではなく、その人に合った関わり方を考えることが大切だと感じました。
私はこれまで、口腔内全体が改善していないと「まだここが良くなっていません」と課題ばかりを伝えてしまうことが多かったように思います。
しかし、小さなことでも改善した部分があれば、まずはそこを認めて褒めることで患者様の自信につながり、モチベーションの向上やセルフケアの継続につながることを学びました。
今後は、患者様とのコミュニケーションを大切にし、相手の話をしっかり聞きながら、一人ひとりに合った情報提供ができる歯科衛生士を目指したいです。
そして、患者様が前向きな気持ちで治療や予防に取り組み、「また来たい」と思えるような信頼関係を築いていきたいと思いました。

歯科衛生士 田畑