• 抜歯について(書籍のご紹介)

    投稿者:clover

    こんにちは。登戸クローバー歯科の津野田です。今回は抜歯に関する情報をそれの基礎を学ぶ上で有意義な勉強ができる書籍に出会いましたのでご紹介します。

    今回ご紹介するのは「必ず上達 抜歯主義 堀之内康文著」という本です。これは抜歯をする歯科医師が抜歯をする前に身につけるべき重要事項から、具体的な手技まで基本的な内容は全て網羅されたものになっています。抜歯をする前には麻酔が必要ですが、それをしっかり効かせるために必要な解剖学的知識もしっかり載っています。また、いざ抜歯をするとなっても歯の形や並びは人により全く異なるため、何通りもの手技を身につける必要があります。それを一つ一つ丁寧に紹介してくれています。個人的には抜歯一つでもこれほどの手技があるのか驚いた次第で、最も参考になった点の一つです。

    抜歯は手術でありますので気をつけるべき点が非常にたくさんあります。この本には抜歯に伴う偶発症やその対処法も詳しく説明されており、著者の患者さんに対する配慮を感じます。実際、臨床においても、患者さんの不安が強くなると麻酔が効きにくかったり痛みを感じやすくなることもあるので非常に参考になりました。抜歯の際に患者さんが痛い思いや辛い思いをしないよう、基本に忠実であるべきことをこの本から教えていただきました。

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