睡眠時無呼吸症候群について
こんにちは。
登戸グリーン歯科・矯正歯科クリニックの津野田です 😀
本日は睡眠時無呼吸症候群にについてお話しします。
どんな症状があるか
突然ですが、皆さんはこんな症状が出ることはありませんか?
①睡眠時間を確保しているのに寝不足である
②日中に倦怠感や眠気を感じる
③記憶力や集中力が低下した
④頭痛がある
⑤睡眠時にいびきをかく
これらに当てはまる方は睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
重度の場合呼吸不全をきたすこともありますので一度チェックリストを受けていただければと思います。
睡眠時無呼吸症候群とは?
まず睡眠時無呼吸症候群(SAS)についてその特徴をご説明します。
これは名前の通り睡眠中に呼吸が数秒間停止し、それを何度か繰り返す病気です。
具体的には
睡眠中に10秒以上のの呼吸停止(無呼吸)が1時間に5回以上みられると
睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
罹患されている人の割合は日本では男性の3.3%、女性の0.5%ほどです。
実際に診断するためには終夜睡眠ポリグラフィー検査という特殊な検査が必要ですが、
セルフチェックでも無呼吸の傾向を測ることができます。
眠気のチェックリスト
睡眠時に無呼吸がみられる人は質の良い睡眠が確保できていません。
そのため日中に眠気を催すことがしばしばあります。
上記のチェックリストで
11点以上の方は睡眠時無呼吸症候群の疑いがありますので注意が必要です。
どんな人がなりやすいの?
以下に当てはまる場合、睡眠時に無呼吸を発症しやすいとされています。
– 太っている
– 顎が小さい
– 顎が後退している
– 舌が大きい
– 扁桃腺が大きい
これらに当てはまる方は睡眠時に横になると
気道が閉塞しやすくなるため呼吸がしずらくなります。
したがって睡眠中にいびきをかく人の多くもこれらに当てはまることが多いです。
どんな影響があるの?
では、睡眠時無呼吸になることにより、身体にどんな影響があるのでしょうか。
冒頭にも少し挙げたように、以下の症状が見られることがあります。
– 慢性的な睡眠不足
– 頭痛
– 日中の眠気や倦怠感
– 記憶力や集中力の低下
– 高血圧など生活習慣病のリスク因子
– 突然死
治すことはできるの?
睡眠中に気道が閉塞しない状態をつくる必要があります。
根本的な治療をご希望であれば気道確保のための手術が必要ですが、
それ以外にも対処療法ではありますが、改善のための治療法がいくつかあります。
①CPAP
経鼻的持続陽圧呼吸装置で圧力をかけて睡眠時に空気を肺に送り込む装置です。
②ダイエット
睡眠時無呼吸症候群の70 %は肥満とも言われていますので、
食事療法や運動療法が有効です。
歯科ではどんなことをしてくれるの?
実は歯科でも睡眠時無呼吸症候群の方のための治療が導入されています。
具体的には医療機関からOral Appliannce治療が必要と判断されて、
歯科に以来を受けた場合に専用のマウスピース(OA)を導入します。
これは一般的なマウスピースとは異なり、
顎の位置を前方に誘導した状態で装着していただく物になりますので
適切な診査をした上でお作りします。
疾患でお困りの方やいびき防止にも効果がありますので、
気になる方は是非お問い合わせください。
ご予約は24時間受付のWEB予約をぜひご利用下さい 😀