• 口を開けるとカクッと音が鳴る

    投稿者:clover

    こんにちは。歯科医師の内田です。

    毎日診療しててお口を開けてもらう時にガクンと音がなる方が多くいらっしゃいます。

    みなさまにもこのような症状はありませんか?

    ・朝起きた時になんとなく顎が重たい感じがする

    ・大きく口を開ける(閉じる)とガクンと音がする

    ・こめかみの上あたりが痛い

    ・口が開きにくい、閉じにくい

    これらは顎関節症の代表的な症状です。

    診察をしていると半分以上の患者様がいずれかの症状を持っているように感じます。

    顎関節症は多因子が関わっており、現代の生活習慣病の1つと考えられています。

    ・口を大きく開けすぎない

    ・硬いもの(かた焼きのせんべいなど)を控える

    ・わざと音を鳴らさない

    ・お風呂に入ったり血行が良い時に咬筋(噛み締めた時に膨らむ頬の横の筋肉)をマッサージする

    ・食いしばってるなと思ったら噛んでる力を緩める、2ミリくらい上の歯と下の歯の隙間をあける

    これらを生活の中に取り入れるだけでもだいぶ楽になると思います。

    すぐにできることが多いので、一度試してみ

    てください!

    上記は概要になりますので

    これって顎関節症かな?と思ったら一度歯医者さんでご相談いただけるとさらに詳しく検査、ご説明致します。

  • 志野□虫歯の治療のその後①

    投稿者:clover

    虫歯の治療の後はとったままだと穴が空いたままなので食べ物も詰まりやすくなりますし、神経がある層から露出してしまうので、しみる症状がでてきてしまいます。したがって穴を埋める作業が必要になります。

    この穴を埋めていく治療のことを歯科では”修復治療、補綴治療”と呼びます。

    今回は歯の神経が保存できた場合についての修復、補綴治療の流れを説明させてください。

    ①コンポジットレジン修復(CR)

    コンポジットレジンは歯科用のプラスチックです。柔らかい状態で詰め、特殊な光を照射することで硬くなる性質をもっています。

    1歯の表面処理をし、水洗、乾燥

    2防湿、乾燥させる

    3再度別の表面処理後、エアフロー後光を照射し、歯と材料の接着の準備する

    4シェード(歯の色)を合わせた材料を詰め、光を照射する

    5形を調整する

    6表面を磨く

    メリット

    白く治せる

    虫歯に直接詰めれるので削る量を最小限にすることができる

    一日で治療を終了できる

    デメリット

    プラスチックの材料なのでやや強度が劣る

    時間と共に変色する

    しかし最近の材料は進化してきているので物性も向上し、強度も強くなり、変色もしづらくなってきています。

    当院では虫歯の範囲がそこまで大きくない場合はこの修復方法で修復します。

    <当院の治療症例>

    治療前

    レジンが着色していて、歯と材料の間に隙間があり汚れが溜まりやすい状態です。

    治療後

    中の虫歯をとり、隙間なくつめ、見た目もきれいになりました。