• 志野□子どもの矯正について②

    投稿者:clover

    前回床矯正についての記事を書きましたが、床矯正にはメリットもあればデメリットもあります。

    メリット

    ①虫歯になりにくい

    ブラケット矯正は歯に直接負担器具をつけて動かしていくので、しっかり磨いていただかないとむし歯になるリスクが高いですが、床矯正の場合は取り外しができるので外して磨いていただくことができるのでむし歯になるリスクは低いです。

    また月に一回の調整際クリーニングもするので同時に歯磨きも上手になります。

    また月に一回来ているのでむし歯ができても小さいうちに発見でき治療することが可能です。

    ②歯に負担をかけない

    床矯正の治療は顎を広げたり歯を押したりなので直接歯に無理な力はかかりずらいです。

    ③安く矯正をすることができる

    当院では多くの人に矯正を考えていただきたく価格を抑えた設定にしています。

    ブラケット矯正は63万(税抜)からですが床矯正は27万(税抜)からスタートすることができます。

    デメリット

    ①本人の協力が必須

    この装置はつけているときのみ効果を発揮するので、本人の協力が必須です。

    保護者の方がやる気でも、本人がやる気にならないとつけてくれないので本人に歯並びを治す気があるかどうかを確認してから始める必要があります。

    ②限界がある場合がある

    床矯正が得意な動きはスペースが少ない場合にスペースを作っておく、歯を押したり引っ張ったりは可能ですが、歯のねじれや回転などは動かすのが難しいです。

    その場合はブラケット矯正に移行していく必要があります。

    その他、ご不明点がある方はお気軽にご相談ください!

    矯正を考えていなくてもお子様の歯並びが将来的にどうなるのか、気になる方は矯正相談でご予約を入れていただきますと現状の説明からさせていただくことが可能です。

  • 志野□子供の矯正について

    投稿者:clover

    当院での矯正は大きくわけて3つに分かれます。

    ①床矯正

    ②ブラケット矯正

    ③マウスピース矯正

    ①床矯正について

    矯正というとこのようなブラケット矯正をイメージが多いかと思いますが、子供(6-12.13歳あたりの混合歯列期)の方は床矯正という矯正の選択肢があります。

    ↑ブラケット矯正のイメージ
    ↑床矯正のイメージ

    床矯正とは取り外し可能な器具で基本的には10時間を目安につけていただくものです。

    夜寝ている間につけるものなので日中の学校に行っている間にはつける必要はありません。

    治療の考え方としては”歯の生えやすい状況を作っておく”です。

    例えばこの状況だと大人の歯が生えてくるスペースが足りず、このままだと永久歯は生えるスペースが足りなくなることが予想できます。

    なので永久歯が生えやすいようにあらかじめ顎を広げる装置を入れておきます。

    スペースがあれば基本的に歯は真っ直ぐ生えてくるのでこの状況を歯が生えてくる前に作っておいてあげることによってまっすぐに生えてきやすいです。

    子供の顎が成長している段階ではこの床矯正という選択肢を選ぶことができます。

    また、子供のうちに治しておく必要があるものとして水平的な位置関係(ガタガタ、叢生)は気になることが多いですが、垂直的な位置関係(噛み合わせが深い、浅い)も診る必要があります。

    子供のうちに顎は成長します。顎は基本的に前下方に成長しますが歯によって適切な位置で成長を止められます。

    この位置が低いと早いうちに顎の成長が抑制され、この位置が反対になると顎の成長が適切な位置で止まらなくなり、顎が過成長します。

    顎の成長段階で、

    低い噛み合わせは噛み合わせをあげると顎の成長を適切な位置まで成長を促し、

    逆に反対交互の場合は早めに反対交互を改善しておくと顎の過成長を抑制することができます。

    したがって垂直的な位置関係も子供のうちに治しておいてあげる必要があります。

    不正咬合にはこの他にも様々な原因があります。

    当院では総合的に診断をし、プレートによる矯正、筋機能療法、機能的矯正装置など症例に応じて適切な治療を行います。

    まずはお気軽にご相談ください。