• 書籍のご紹介(歯科臨床解剖)

    投稿者:clover

    こんにちは!登戸クローバー歯科・矯正歯科の古橋です。

    今回も、日々の臨床においてとても役立つ書籍に出会えたのでご紹介させていただきます。

    「ビジュアル歯科臨床解剖 基礎から応用まで (著者)岩永 譲 先生 クインテッセンス出版」という本です。

    私は、この本を最初に書店でみつけたとき、まさにこういう臨床の視点からの口腔内の解剖の本が欲しかったんだ!と思いました。

    なぜかというと、ちょうどその時に、下顎の水平埋伏智歯(下顎の骨の中に親知らずが横になった状態で埋まっている)の抜歯の遠心切開線では、舌神経に気をつけなければならないから舌神経の解剖学的な走行を深く知りたいため、学生時代の解剖学や口腔外科の教科書を複数開いても、大切な神経(舌神経麻痺が起きると舌前方2/3の知覚および味覚が障害される)なのに教科書によって位置にばらつきがあり、具体的にどうすれば確実に損傷を防ぐことができて安全なのかが分からなく悩みました。その後、ネットでも調べてみましたが、やはりイラストなどはバラバラで根拠も薄いため、余計悩みことになりました。

    そういう状況の中、舌神経にも、臨床解剖を深く追及しているこの本に出会い大変助かりました。また、この本で教科書の頬神経の走行が間違っているんじゃないかという長年の疑問が、解決できて良かったです。やはり間違っていました。

    この本は、キレイでみやすい写真やイラストで口腔内の臨床解剖を解説してくれている良書であります。

    私は、この本を熟読して、患者様に安心安全な治療を提供できるようにより研鑽を積んでいきたいです。

    ご興味のある方は是非、手に取って読んでみてください(^-^)

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